ヒビのキオク

いろいろあるのだ

カクレクマノミ

5 月23

勝手に引用します。カクレクマノミって、こんなサカナです。
スズメダイ科の魚で、元来とても丈夫。

一点、肌がとても弱い。
水槽に導入する際、網ですくったらアウト。皮膚から感染する恐ろしい細菌に
いとも簡単に感染する。「コレください」「カクレクマノミですね」とか
言いながら網ですくうようなショップは、即キャンセルして以後、通わない
のが正しい対応。
トリコディナという病気に、とても感染しやすい。進行がとても早く、1晩とか
1日という単位で死に至る。会社の帰り、ショップでカクレを買い、翌朝水面に
浮いている、みたいな状況はとても悲しい。この目でも見た。オブラートを
かぶっているように見えたら、それはもう末期。そうなってしまったら、
淡水浴によるpHショックで細菌を死滅させる治療法も、ほぼ効かない。

カクレ。
某アニメ映画で主役を張ったこともあって、世間ではとても人気らしい。
海水魚を扱うペットショップではカクレクマノミがあふれかえり、鹿児島や
沖縄の著名なダイビングスポットでも、イソギンチャクごとクマノミが
持ち去られているという話も聞く。クマノミ城として親しまれた根が、ある日
ごっそり消えている、ような状況らしい。
映画は見ていないが、アクアリスト(魚の飼育を趣味にする人)を批判するような
内容じゃなかったのか。飼育されるために捕らえられたニモを、救出に行く話
ではないのか。それが姿を変え、「ニモかわいーアタシもニモぽちー」な
ニワカ海水魚ファンが増殖しているようだ。おそらくその半数以上は、
金魚と同等の扱いをされ、淡水に投げ込まれpHショックに浸され、数分のうちに
命を落とすような悲しい状況にあると想像してしまう。

自慢だが、うちのカクレ夫婦はもう3年以上暮らしている。雌雄がはっきりし、
引越しの環境変化にもめげず、もう20回近くも産卵している。そんじょそこらの
ニワカカクレファンとは別にしてもらいたい。天寿をまっとうするまで、
付き合うつもりだ。10年でも20年でも居てもらいたい。

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